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1943年10月28日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで行われた実験にておこった、謎の事件。
駆逐艦が瞬間移動し、乗務員が消えうせた。




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▲実験のようす


●フィラデルフィア計画とは

1943年10月28日、ペンシルベニア州フィラデルフィアでおこなわれた実験。
海上に浮かぶ駆逐船「エルドリッジ」 をつかった。 

当時は、第二次世界大戦の真っ只中。
実験は、新兵器「磁場発生装置テスラコイル」を使って、レーダーに映らなくするというもの。 

エルドリッジ船内に設置された機器のスイッチを入れると、強力な磁場が発生した。
レーダーから消えるエルドリッジ。
一見、成功したかのように思われたが、その後、不可思議な現象が起こる。 
海面から緑色の光が湧きだし、エルドリッジを覆っていったのだ。

発光体は幾重にも艦を包み、船は浮かびあがった。
じょじょに姿はぼやけていき、最終的には、完全に消えてしまった。 

消えた船は、なんと2500km以上も離れたノーフォークに瞬間移動していた。 
それから数分後、またもや発光体に包まれ、船はもとの場所に戻ってきた。 
船は戻ったが、乗員たちは、次のような惨状に見舞われていたのだ。

・体が燃え上がった 
・衣服だけが船体に焼きつけられた 
・甲板に体が溶けた 
・発火した計器から火が移り、火ダルマになった 
・突然凍りついた 
・半身だけ透明になった 
・壁の中に吸い込まれた 
・生き残った乗組員も精神に異常をきたしていた

エルドリッジの内部は、まさに地獄絵図。
ゆいいつ、影響を受けなかったのは、鉄の隔壁に守られた機械室にいた、一部のエンジニアたちだけだった。 

実験自体は成功したが、「行方不明・死亡16人、発狂者6人」という結果となった。
海軍上層部は、この極秘実験を隠蔽したといわれている。